2010年4月 アーカイブ

水辺にある運動と憩いの場『登美丘北公園』

暖かくなったり冬の寒さに戻ったりと、季節のハッキリしない時期が続きますが、

先日、散歩がてら丈六のほうに足を伸ばすと、軽い運動などにピッタリの公園を発見しました。『登美丘(とみおか)北公園』という、池に囲まれるように位置した公園で、北野田駅からなら北西方向に歩いて10分もかからずにたどり着きます。

 

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▲グラウンドの周りは小高い芝生とジョギングコース

 

 

目的別に別れたエリア

思い思いに楽しむ利用者

 

公園に入ってすぐ左はブランコ、すべり台、ジャングルジムといった遊具の設置されたエリアです。訪れたときは中学生ぐらいの女の子のグループがブランコで遊んでいました。

 

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▲管理状態の良い遊具で遊ぶ女の子グループ

 

また、右手には小さな人口の川を渡る橋があり、その先に砂地のグラウンドが広がっています。グラウンドはほぼ円形になっており、取り囲むようにして舗装された道と芝生のエリアがありました。

 

昼下がりだったこともあり、犬の散歩をする人、体操をする人、道沿いにあるベンチで休んでいる人、何周もジョギングを続けている人、グラウンドでサッカーをしている少年達――年齢も使い方も様々な人に会いました。

登美丘東小学校や登美丘東幼稚園が近いという立地、グラウンドとジョギングコースと遊具エリアが分かれていて目的別に利用しやすいという構造もあって、いろいろな方に利用されているようです。

 

 

池の一部から生まれた公園

保全に積極的な地域の利用者

 

ところでこの公園、「"へ"の字形をした丈六大池に囲まれたような格好をしているな」と思っていたら、池の一部を埋め立てて造られたものなのだそうです。堺市建設局の整備事業により1992年に開設された地区公園で、広さは1.07ha(ほぼ陸上競技のトラック1つ分)とのこと。もともとの池は楕円形をしていたわけですね。

開設後は管理事務所の定期巡回や付近のボランティアによる夜間パトロール、朝のゴミ掃除などが続けてこられ、大変きれいで使いやすい公園になっています。利用者自身が積極的に維持管理に関わっていることで、より愛着をもって利用されているようです。理想的な公園のあり方といえるかもしれません。

 

さて、春に続いては暑い夏がやって来ます。『登美丘北公園』は池と隣接していることや屋根付きの休憩所もあることから、これからますます利用者が増えていきそうです。

 

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▲池を挟んで小学校の校舎が見える

 

登美丘北公園

住所:堺市東区丈六

最寄り駅:南海高野線『北野田』(徒歩約10分)

駅名にもなった地域有数の神社『萩原神社(萩原天神)』

先日、『萩原天神』に行ってきました。近くにあるし、

駅名にもなっているくらいの神社だから一度お参りしておきたかったんです。

 

この神社があるのは東区の日置荘原寺町(ひきしょうはらでらまち)です。

地名の由来はむかし日置荘という荘園があり、萩原神社が『萩原寺』と呼ばれていたことにあります。

 

ちなみに、萩原の読み方は"はぎはら"。"はぎわら"ではありません。

 

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▲正式には『萩原神社』というようです

 

 

地域の神様が大集合

どんな願いも叶いそう

 

萩原天神駅の改札をでて踏み切りを渡ると、そのまま正面参道に続く道です。

この時点でもう拝殿が見えており、徒歩数分といった距離でした。

 

天神橋という小さな橋を渡り、正面鳥居をくぐって境内到着。

右手にある龍の口から井戸水が出る手水舎で手を清めてから、

正面の拝殿に進んでお参りです。

自転車や徒歩で来られた地元の方が先に何名かお参りしていらっしゃいました。

 

拝殿・本殿の右脇には旧本殿が保存されているのですが、

これは350年前に作られたものなのだそう。

 

その奥には『塞の神(さいのかみ)』という道祖神(村に疫病などが入り込まないように祀られた石像)も祀られています。

 

拝殿から向かって左側には参集殿という建物があり、

各種会合や結婚式のほか、書道教室も行われているそうです。

 

さらにそのまま左に進むと、『稲荷社(稲倉魂神社)』『荒神(炊事場の神様)』『エビス神社』の三社が並んでいます。

『エビス神社』前にはエビス像2体も。

 

明治末期に付近の七社を合祀するなどの経緯もあり、社殿や像が多数ありました。

 

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▲商業繁栄と家内安全の祈願はこちらで

 

 

花や鳥など自然豊かな境内

行事では地域の人の交流舞台に

 

多いのは祀られている神様ばかりではありません。

梅、桜、椿といった季節の花も彩り豊かです。

 

堺市指定保存樹木となっているクスノキやモチノキの巨木も境内の入り口などに鎮座しており、

参拝者を見守っていてくれます。

また、その木々の枝には鳥たちが集まり、心地よいさえずりが境内の上空に響いていました。

 

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▲鳥居とともに参拝客を迎えてくれる大楠

 

同神社は奈良時代の僧・行基が開基したと伝えられ、

天徳3年(960)に菅原道真公が祀られたとのことです。

 

月並祭、初詣、エビス祭(えびっさん)といった年中行事があり、

なかでも、だんじりや獅子舞も登場する『秋祭り』(1012日)は最も重要とされる例祭です。

 

『泣き相撲』という特徴的な行事もあります。

平成8年(1996)から始まった比較的新しいイベントなのですが、

特設土俵の上で赤ちゃん同士がにらみあって泣きあったり笑いあったりし、

最後に行事が両者の勝ちとします。

 

新緑の境内で赤ちゃんの健やかな成長を祈る行事なのだそうです。

毎年4月29日に行われていますので、一度このユニークな行事をご覧になることをオススメします。

思わず笑顔になってしまいますよ。

 

 

萩原神社(はぎはらじんじゃ)

住所:堺市東区日置荘原寺町75-1

最寄り駅:南海高野線『萩原天神』(徒歩すぐ)

電話:072-285-0295

長屋でいただくヘルシーランチ『Cafe de Ane(カフェ・ド・アーヌ)』

食事って、舌だけでなく五感を総動員して楽しむものだと思います。

料理の味や香りはもちろん、盛り付けや色彩、調度品や音楽といった環境も影響しますよね。

 

スタイリッシュな空間でクールに行くのもいいし、

ちょっとレトロな感じで和みながら食べたい気分のときもあるし......。

 

もし後者なら、この間行ったカフェがピッタリの雰囲気でしたよ。

南野田にある穴場的なお店『Cafe de Ane(カフェ・ド・アーヌ)』さんです。

 

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▲フランス語の店名ながら純和風なお店はちょっと意外!?

 

 

レトロおしゃれでかわいいお店

なんだか懐かしい気分に

 

南海高野線の『狭山』駅を降りて太満池(たいまいけ)沿いに東へ進み、

池を越えた先の三叉路を北に向かうと到着します。

ちょっとした暖簾と黒板が出ているだけなので、

初めてのときは左手に注意して歩いたほうがいいかもしれません。

 

昭和に建てられた長屋の住居を中も外もほとんどそのまま利用されているため、

まさにお店ではなくお家気分。オーナーさんの人柄も手伝って

「友達の家で手料理をごちそうになっている」みたいに感じるお客さんも多いようです。

 

お客さんは友達の紹介で訪れる地元の20代~50代女性が多いのだとか。

穏やかな時間と空間のなかでゆっくりと食事やおしゃべりを楽しめます。

 

畳やアンティーク家具、右から左に文字の書かれたポスターにレトロな食器――

とオーナーが集めた"昭和"なモノでいっぱいの店内ですが、

食器の販売もしているそうです。

 

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▲玄関でスリッパに履き替えて入店します

 

 

メニューは訪れてからのお楽しみ

一球入魂の料理に舌鼓を

 

食事メニューは『ランチ』(900円)1種類のみ。スープ、サラダに前菜とメイン、

そして玄米ご飯の構成で、おかずの内容は日によって異なるそうです。

 

ちなみにこの日は『チキンと野菜のコンソメスープ』『りんごと水菜とくるみのサラダ』『ローストビーフ・たことブロッコリーのトマトソース』『エビと野菜のコーンミールフライ』。

「思いつき」で作るというメニューはどれもユニークな逸品でした。

 

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▲座席や食材の関係から「予約推奨」とのことです

 

同店のランチはコース式になっていて一皿ずつ出てくるので、

温かいものを温かいうちにいただけます。

 

また、料理は「手づくりでバランスいいものを」心がけているのだそう。

野菜が中心なことも含め、ヘルシーなのも嬉しい点です。

 

なお、食後のコーヒー(プラス250円)や『本日のデザート』もあります。

 

思わず友達に紹介してしまう素敵なお店『Cafe de Ane』、あなたも訪ねてみませんか?

 

 

Cafe de Ane(カフェ・ド・アーヌ)

住所:堺市東区南野田661

最寄り駅:南海高野線『狭山』(徒歩15分)

電話:072-235-7510

営業時間:11:3016:00(ランチ~15:00)

定休日:土曜日、日曜日(第1日曜日を除く)、第3水曜日

一流品と呼ばれ続けて500年『堺刃物』

包丁を安物から堺刃物にすれば

料理の腕が数段アップ

 

 

安くて便利な百円均一ショップ。

買い物に行くと「こんな物まで100円で買えるの?」と驚くことが多々あります。

そんな商品の1つが『包丁』。

さて、安い100円の包丁と堺包丁のように何万円もする高い包丁。果たしてどこが違うのか?

使い比べてみると切れ味の差は一目瞭然。

魚やトマトなどを切るとき、安い包丁では力を入れないと皮の部分で跳ね返されてしまいますが、高いものだと包丁の重みだけでスッと吸い込まれるように切れます。

 

キャベツの千切りをするとき

「TVでプロの料理人がサクサク切れるのに、自分が切るとボロボロになる」

と嘆いている人は良い包丁に買い換えてみるのはいかがでしょう。

 

ではどうして高い包丁は良く切れるのでしょうか? そもそも包丁の値段を左右しているのはなんでしょうか?

理由のひとつは素材です。質の良い鋼材を用い、手間をかけた熱処理と研ぎをしているからです。

安い包丁だと高級な鋼材は使えませんし、大量生産するため熱処理や研ぎに時間をかけられないので、切れ味の良い包丁が作れないのです。

 

 

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          一本一本手作りする高級堺包丁は切れ味だけでなく握り心地も格別。

 

 

 

江戸時代は国内でお墨付きを受け

現代では海外での愛用者も急増中

 

さて、堺市は包丁の生産地としても全国に名高いことはご存じでしょうか。

1542年にポルトガルより伝わった煙草が国内で流行し、煙草の葉っぱを刻むために煙草包丁のニーズが生まれたことから始まりました。

舶来品より優れた煙草包丁を製造できた堺は「堺極(さかいきわめ)」という幕府お墨付きの極印を押して専売品として売ることが認められ、全国的にその名を広めます。

そして江戸時代に堺で出刃包丁が発明されると、それがきっかけで様々な料理用の包丁が発明されました。

 

500年経った現在、堺の包丁は今もなお逸品として知られていて、一説によると和食のプロの9割()が堺包丁を使っているそうです。

また、和食ブームの影響もあり、堺包丁は北米やヨーロッパ向けの輸出も増え、鋭い切れ味と和包丁の持つ美しさから人気を博しています。

食材を美しく切れる堺包丁は、和食だけでなく、見た目の美しさを重要視するイタリア料理やフランス料理のプロでも愛用する人が増えているそうです。

 

 

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▲毎年2月頃に行われる『堺刃物まつり』では火花飛び散る古式鍛錬の様子が間近で鑑賞できます。

 

それでは最後に包丁に関する豆知識を1つ。

包丁の種類の中で『出刃包丁』というものがありますが、なぜこういう名前が付いているのかご存じでしょうか?

出刃包丁が発明されたのは元禄時代(西暦1700年前後)の堺。

少々マツユバな話しではありますが、発明した職人さんが出っ歯だったから、この名前が付いたそうです。

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